「問いをいかに立てるかーー社会学研究法III(ライティング)講義ノート」『社会学ジャーナル』(筑波大学社会学研究室)43号、2018年3月、p99ー111

カリキュラム委員として作った
社会学研究法I(社会調査法)
社会学研究法II(リーディング)
社会学研究法III(ライティング)
だったわけですが、樽川先生のご退職により、来年度から
社会学研究法A(社会調査法)
社会学研究法B(リーディング/ライティング)
に再編となり、研究法A(社会調査法)の担当に配置換えになったので記念カキコ論文(講義ノート)です。
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=45842&item_no=1&page_id=13&block_id=83

「戦争文学のトラウマ」

シンポジウム「戦争文学のトラウマ」
原爆投下、沖縄戦、そして敗戦。戦争によって刻まれた心の傷はいかに抑圧され、戦後において文学表現の中にいかに再浮上するのか。歴史/記憶/想像力の交わる点を共同討議により探索する。
日 時:2017年8月10日(木) 14:00〜18:00
講 師:下河辺 美知子(成蹊大学、批評理論・アメリカ文学文化)
     「SilenceとMuteness:アメリカという他者に呼びかける声」
    野上 元(筑波大学、歴史社会学・メディア論)
     「誰/何が原爆の恐怖を媒介したのか?原民喜における「報告」と「予感」
    森 茂起(甲南大学、臨床心理学・精神分析
     「誰も知らない時間へ:大岡昇平と特攻」
    西 欣也(甲南大学、思想史・芸術理論)
     「死のlyricismと不死のrealism:戦争詩をめぐって」
会 場:甲南大学ネットワークキャンパス東京
    (千代田区丸の内1丁目7-12 サピアタワー10F ※キャンパスまでのアクセスはコチラ)
    入場無料(事前申込 先着40名)
    kihs_info@yahoo.co.jp 宛にメールでお申し込みください。
   問い合わせ先:甲南大学人間科学研究所

「書評 望戸愛果『「戦争体験」とジェンダー』(明石書店、2017年)」『図書新聞』3309号、2017年7月1日

木下直子さんの『「慰安婦」問題の言説空間』勉誠出版(評者・牧野雅子さん)、林葉子さんの『性を管理する帝国』大阪大学出版会(評者・人見佐知子さん)も同じ号に載るみたいで、ちょっとした特集の趣。

小森陽一・飯田 祐子・五味渕典嗣・佐藤泉・佐藤裕子・野網摩利子編『漱石辞典』(翰林書房)

「九段」「招魂社」という二つの中項目を書きました。
社会学者が文学事典に書くという栄誉。どなたかは分かりませんが、編者のご指名に応えられるよう頑張りました。ここ数年のお気に入りの仕事の一つ。

漱石辞典

漱石辞典

『戦争社会学研究』創刊号

戦争社会学研究会の機関誌『戦争社会学研究』(勉誠出版)が出ました。
私も論文1本(p19-33)と「創刊の言葉」(p1-3)を書いています。

特集1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開
 特集企画にあたって―ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開(福間良明
 「戦争社会学」が開く扉(野上元)
 感謝の発露と美化批判―ポスト戦後七〇年の対立軸(井上義和)
 「特攻による活入れ」という衝撃―「記憶の継承から遺志の継承へ」モデルの批判的検討(蘭信三)
 シズメとフルイのアップデート(西村明)
特集2 「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して
 企画の趣旨、そしてそれをさらに「越える」ために(柳原伸洋)
 「防空」という視座―「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ(長志珠絵)
 ダーウィン空襲の記憶―「オーストラリア国防の最前線」を語り継ぐ(鎌田真弓)
 軍事化に抗する「戦争の記憶」―ドレスデン「〈一九四五年二月一三日〉協会」の歩み(木戸衛一)
 社会学はいかに空襲を記述できるのか?(木村豊
 空襲の記憶とポスト戦後(西村明)
投稿論文
 一九五〇年代末―七〇年代初頭のSF ショート・ショート作品における核エネルギー表象(森下達)
編集後記(西村明)

よろしくお願いします。

『自殺の歴史社会学−「意志」のゆくえ』(青弓社)公開書評会

2017年2月22日(水)13−17時@明治学院大学
評者に山田陽子さん(広島国際大学)、池田和弘さん(日本女子大学)ほか。

詳しくは、青弓社のウェブサイト
http://www.seikyusha.co.jp/wp/news/ishi_shohyoukai.html
をご覧ください。